不眠の原因はいろいろありますが!
不安やイライラが原因の不眠には漢方薬が効く場合があります
漢方薬は睡眠薬と違い直接睡眠を促すものではありません
心と体のバランスを整えてリラックスさせてくれる
自然に眠れるようにしていくものです
漢方の場合は、その人の体力や体質を見ていく
「証」を読むことから始まります
「虚証」なのか?「実証」なのか?
「気」「血」「水」のどこが悪いかを判断します
「虚証」は抵抗力がないタイプ
「実証」は抵抗力があるタイプで
「気」は生命エネルギ-
「血」は全身を巡って栄養を与える血液
「水」は体液全般の免疫システム
どこに問題があるのかを判断します
「気」に問題があるとだるいとか疲労感が強く
頭が重い動機や不安感などの症状が出ます
病は「気」からとはこのことです
不安やイライラに効く漢方
「証」に応じた「気」を補うもの
以下のようなものがあります
1.大柴胡湯(だいさいことう)
比較的体力のある人でノイロ-ゼ気味の不眠
2.半夏厚朴湯(はんげこうぼくとう)
体力がなく気分がふさいでいる不眠
3.柴胡桂枝乾姜湯(さいこけいしかんきょうとう)
体力がなく貧血気味で神経過敏の不眠、更年期障害の不眠
4.抑肝散(よくかんさん)
神経過敏で興奮しやすい人のイライラ不眠
5.温経湯(うんけいとう)
月経不順や月経困難、更年期障害の不眠
6.抑肝散陳皮半夏(よくかんさんちんぴはんげ)
子供の疳の虫を抑える薬だがイライラによる不眠に効く
自分で判断できないなら漢方薬局や漢方医に相談しましょう
自分に合ったものを処方してもらうと良いと思います